1年 ワークショップ演習 2012
学外授業
”ハンマーヘッドスタジオ 新・港区”見学

NEWS.

2012年12月5日(月)ワークショップ演習の学外授業が行われ、松本秋則講師のアトリエを見学させていただきました。

現在、松本講師のアトリエは、神奈川県横浜市にある「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」内にあります。ここは三年に一回、横浜市内で開かれる美術展「横浜トリエンナーレ」の会場となっていた場所で、現在は期間限定で多数のアーティストやクリエイター総勢50組がアトリエとして使用しています。

ハンマーヘッドスタジオ「新・港区」

スタジオ内は高い天井と広い敷地に大きな作品が所狭しと置かれており、ただただ圧巻。そして松本講師のアトリエも例外でなく、平屋のような建物が屋内に建っていました。

松本講師のアトリエスペース

アトリエ内には松本講師が制作したサウンドオブジェが多数展示。素材は「竹」で統一されつつも、風で動くもの、モーターで動くもの、センサーを使ったもの等、様々なしかけで音を生み出し、鑑賞者の耳を楽しませていました。

興味津々にサウンドオブジェを触ったり写真を撮ったりする姿を見て、松本講師はグループに分かれて即興セッションを学生に提案。思わぬ提案に学生は驚きつつも、自分が担当するオブジェから積極的に音を鳴らしていました。

松本講師が制作したサウンドオブジェ

松本講師の柔軟な発想から生まれる多種多様なサウンドオブジェ。それらを見て触って音を鳴らした今回の経験は、この後の授業内でオリジナル楽器を作ることになる学生達への大きな刺激となりました。

余談ですが、松本講師の御厚意で、BankART 1929で展示中だった現代美術家 川俣正の個展「Expand BankART」を鑑賞することもでき、大満足の学外授業となりました。

人の熱で生まれるわずかな気流の変化で音を鳴らすオブジェ

グループに分かれて即興セッション

様々なサウンドオブジェを手にする学生

巨大な風船をつかったサウンドオブジェも!

授業後はBankART1929で川俣正の展示も見学