ワイルズ一美さん特別講演 「私の歩んで来た道ーブックアートと、絵本の日米出版事情ー」

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シンガポールで開催されたアジア児童コンテンツフェスティバルにて発表された、日本とシンガポールの作家のコラボレーション絵本「ベンジーとユリのおりがみ」のイラストを描かれたワイルズ一美さん。帰国中の7月13日に女子美へお迎えして特別講演を行いました。


▲水族館の大水槽前で行われたアジア児童コンテンツフェスティバル絵本発表セレモニーを紹介するワイルズ先生

ワイルズ一美さんは女子美術大学絵画科日本画専攻の卒業生で、絵本作家です。現在はアメリカ、アイオワ大学大学院ブックアートMFAプログラム2年生としてブックアートを学んでいます。

ワイルズさんは女子美を卒業後、教員をしたのちにアメリカへ行き、結婚。1991年にアメリカで生まれた長男と当時住んでいたミネソタ州の野生動物の物語を書いて絵をつけたものが、初めて絵本として出版されました。その後、日本に戻り里山生活を営む中での出来事から触発された絵本を制作し、日米での絵本出版を続け、絵本に関連するワークショップなどの活動もされています。

今回の講演では自作の絵本やブックアートの紹介をはじめ、日米の出版事情、ワイルズさんの絵本のアイデアはどこから得るのか、絵本作家として活躍されるまでに歩まれた道のりなど国際的な活躍をされている作家ならではのお話を伺うことができました。

女子美の先輩ということに加えワイルズさんの人柄もあってか、学生からの質問は積極的で、質問タイムでは有意義な交流ができました。

 

ワイルズ一美/Kazumi Wilds

オフィシャルページ  http://wildskazumi-picturebook.jimdo.com >>>

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